フローレンス・ナイチンゲールが残した名著『看護覚え書(Notes on Nursing)』には、今もなお看護の本質を教えてくれる言葉が記されています。📖✨
「看護とは新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔、静寂さを適切に活用し、食事を選び与えることで、病人の生命力の消耗を最小限にすることである。」
この一文から分かるのは、看護とは特別な医療技術だけでなく、人間の生活を支える基本的な環境を整えることだということです。🌸
ナイチンゲールが生きた時代、病院の衛生環境は劣悪で、感染症が蔓延していました。
彼女はそこで「空気」「光」「清潔」「静けさ」「温もり」という、人が生きるために欠かせない要素こそが看護の基礎であると説いたのです。
これらはすべて、特別な道具を使わなくても実践できる“ケアの力”。
訪問看護の現場でも、この考え方はとても大切にされています。🏠✨
私たち訪問看護師の仕事は、患者さんの体調を観察し、医療処置を行うだけではありません。
その人が「自宅で穏やかに過ごせるように」環境を整えることも大切な役割です。🌷
・部屋の換気を促す
・温度や湿度を調整する
・寝具を清潔に保つ
・食事や水分摂取をサポートする
これらの行動一つひとつが、まさにナイチンゲールのいう“看護”にあたります。
ナイチンゲールの思想は、医療の枠を超えて「人間の生きる力を信じる姿勢」を教えてくれます。
患者さんが本来持つ回復力や、生きる意欲を引き出すことこそ、看護師の使命。
訪問看護の現場では、その人の生活に寄り添いながら、
小さな環境の変化にも気づき、支える力が求められます。
技術の進歩や働き方が変わっても、看護の原点は変わりません。
ナイチンゲールが伝えた「いのちを守るための看護」は、今も私たちの心の中に生き続けています。💖