看護師が伝える時間は自分を育てる力になる

看護のお話 2025年12月16日

経験を言葉にすることで気づく大切なこと

「私は認定看護師ではないけれど、共有できることはたくさんある」
スタッフAのこの言葉には、現場で働く看護師ならではの思いがつまっています。特別な資格がなくても、日々の訪問で積み重ねた経験や判断のコツは、誰かの役に立つことが多くあります😊。

看護師として過ごしてきた時間には、教科書にはない学びがたくさんあります。利用者さまの様子を見たときの小さな気づき、ケアの進め方、家族への声かけなど、伝えられることは意外と多いものです。

ケアマネから質問を受ける場面は少なくありません。
たとえば体調の変化の見方、疼痛のとらえ方、薬の影響など、医療の視点を知りたいという相談は増えています。

そのたびに看護師は自分の知識を整理したり、改めて確認したりするきっかけを得ます🤝。
「教える」という行動は、同時に「自分をもう一度見直す」時間にもなります。

職種のちがいを気にせず、お互いに質問できる空気があると、学びは特別なものではなく、日常の中に溶け込んでいきます🌿。

ケアマネが疑問を投げかける
→ 看護師が答えながら自分の理解を深める
→ また新しい視点が生まれる

このくり返しは、利用者さまにとって安心できる支援につながります🏠。

誰かに伝えるためには、まず自分が理解していなければなりません。
だからこそ教える行為は、看護師にとっても成長のチャンスです✨。

「どう伝えればわかりやすいかな」
「自分の経験を言葉にするとこうなるんだ」

そんな気づきが日々の仕事に良い変化を生み、チーム全体の質を高めていきます。